京都市が世界の持続可能な観光地「TOP100選」に選出❗️
京都市は、この度オランダの非営利団体グリーン・ディスティネーションズが主催する表彰制度「TOP100選」に選ばれました。
これは観光庁が、持続可能な観光地マネジメントを行うために取りまとめた「日本版持続可能な観光ガイドライン」の指標の効果検証を行うモデル地区として京都市が選定されており、そのモデル地区事業の一環として「TOP100選」に応募していたものです。
本記事では、京都市が世界の持続可能な観光地「TOP100選」とは何なのかについて解説します。
世界の持続可能な観光地「TOP100選」について
「TOP100選」は、オランダの非営利団体グリーン・ディスティネーションズが主催する“世界の持続可能な観光地の表彰制度“の一つで、毎年、世界の100の観光地が選出されます。
日本ではこれまで、2018年に釜石市がこの「TOP100選」に選出され、今年は、京都市、ニセコ町、釜石市、三浦半島、白川村、沖縄県が選出されました。
ちなみに100ある基準の全てをクリアしているのは、アメリカ、オランダの2都市だけだそうです。この2都市はすごいですね!
最高賞は「プラチナ賞」を授与
TOP100選は、グリーン・ディスティネーションズにレポートを提出(無料)して、指定基準の30項目の中から15項目以上をクリアーすることで選ばれます。言い換えれば、応募の意思があれば比較的応募しやすく選ばれやすいと言ったところでしょうか。また、の認証制度には、以下のとおり上位の賞があります。
日本の各観光地においては、コロナ禍のなかどこも大変だと思いますがこういった賞を数多くとっていただき、世界に日本の観光地の良さを発信して頂くことを期待したいです!
- ブロンズ賞:100項目中、60項目以上のクリアで達成
- シルバー賞:100項目中、70項目以上のクリアで達成
- ゴールド賞:100項目中、80項目以上のクリアで達成
- プラチナ賞:100項目中、90項目以上のクリアで達成
非営利団体グリーン・ディスティネーションズについて
世界持続可能観光協議会(GSTC)が開発した持続可能な観光の国際指標の国際認証団体の1つです。
このグリーン・デスティネーションズでは、持続可能な観光地選定の評価基準として100の項目からなる基準を設けています。
世界の持続可能な観光地「TOP100選」は、このうち特に重要な30の項目となる文化財の保護などの15以上の項目について高評価が得られた場合に得られます。認証のメリットとしては、ロゴマーク「TOP100選」の活用や専用 HP による国際的なプロモーション支援などがあります。
世界持続可能観光協議会(GSTC)について
世界持続可能観光協議会(GSTC)は、持続可能な観光の推進と持続可能な観光の国際基準を作ることを目的に、2007年に発足した国際非営利団体です。
GSTCが開発した基準は、世界で唯一国連世界観光機関(UNWTO)の指示の下で開発された基準であり、国際連合環境計画(UNEP)などの国連機関、民間企業、NGOなど世界150以上の団体と連携がなされています。